菅総理が朝鮮高級学校に対する高校無償化適用の審査手続きを再開するよう指示したことに対して、民主党の拉致問題対策本部の事務局長を務めている私と、中井洽本部長とともに首相官邸を訪ね、枝野幸男官房長官に拉致対策本部としての菅総理あての抗議文を手渡してまいりました。

以下が、菅総理あてに提出した抗議文です。対策本部事務局長、衆院拉致問題特別委員会の筆頭理事として、この無償化適用の問題については引き続き注視してまいります。

 

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平成23年8月29日

 

内閣総理大臣

 菅 直人 殿

  

「高校無償化に係る朝鮮高級学校からの審査手続き再開決定に対しての抗議」

 

民主党拉致問題対策本部

 

 政府は、これまで停止していた高校無償化に係る朝鮮高級学校からの審査手続きを、本日再開することとした。

 拉致問題は、国家の主権および国民の生命・安全に関わる我が国最重要課題の一つであり、その拉致問題に進展が見られない中で、北朝鮮当局と密接な関係を有する朝鮮高級学校への高校無償化に係る審査手続きを再開することは、被害者ご家族の心情からも、また、北朝鮮当局に対して間違ったシグナルを送ることになりかねないという観点からも、極めて遺憾であり、民主党拉致問題対策本部として、これに強く抗議する。 

以上