〇おはようございます。少し前ですが、亀岡での集会を開催し、多くの皆さんにご出席いただきました!ありがとうございました。我が国の真の構造問題である人口減少について、私の危機感と対策についてお話ししました。「亀岡を京都市内の介護の受け皿として位置づけるのはどうか」というご意見もありました。実際に、人口減少というと農村のことだと思われていますが、京都も東京も、ここ何十年かで、超高齢社会に突入します。しかし、若い人口の減少がさらにつづく(現役世代の人口は、これまでの20年で1000万人減少し、今後25年で1700万人以上減少します)ので、介護職員が足りなくなるだけでなく、土地の問題で施設も間に合わなくなります。在宅介護も都市部の方が厳しい環境にあります。農村地域において、国が介護も可能な老後の住宅を安く提供することは重要な課題となります。年金を減らされるお年寄りの皆さんに対し、国は老後生活の費用をできるだけ安くする支援を考えるべきです。
○京丹波町で近況報告ならびに所信表明をしました。皆さんから叱咤激励をいただきました。農村では、都会よりも一足先に、人口減少の恐ろしさを経験しつつあります。あくまで一足先ということで、東京とて同じ宿命です。これまで地方から人材を供給してきたから東京に「一極集中」しているだけの話で、地方の人口が減少すれば、数十年で枯渇します。東京の出生率はきわめて低いので、人口を再生産することも無理です。国家の仕事は、目先の株価対策ではなく、子育て対策はもとより、晩婚対策、外国人の活用、さらには若者の低所得対策を総動員することです。医療年金介護も、経済成長も、外交防衛も、超高齢化社会ではすべて破綻です。人工知能を活用という選択肢もありえなくはないですが、未知数です。国家百年の計を、希望的観測に基づいて考えるべきではありません。